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アラカン世代の友人の死

わたしのアラカン世代の友人、龍谷大学経済学部の教授だった松岡利道さんが昨年12月に亡くなってから、すでに半年が過ぎてしまった。松岡さんとは大学は違ったが同年生まれで、研究テーマが近いこともあって、一時期、SPE(社会・政治経済学)研究会を作って共同研究をしたことがあった。この研究の成果の一部は『歴史としての資本主義――グローバリゼーションと近代認識の再考――』として1999年に青木書店から公刊された。松岡さんは、資本主義の矛盾を一国レベルを超えた世界的レベルで独創的に考察したローザ・ルクセンブルク研究の第一人者で、重厚ですぐれた研究書を1988年に新評論から出されている。当時の新評論の編集者は、松岡さんと同じ大阪市立大学の佐藤金三郎ゼミナールの後輩、藤原良雄氏である。さらに松岡さんは世界システムとしての資本主義に関心をもっていて、ウォーラーステインの『アフター・・リベラリズム』(1997年)と『ユートピスティクス』(1999年)の訳書を、藤原氏が創業した藤原書店から刊行されている。松岡さんの逝去は突然の悲しい出来事でしたが、アラカン世代がいつまでも元気ではなく、いつ死んでもおかしくない年齢に入っていることを告げているように思われる。
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